大会長
第32回東京都臨床工学会(本会)を開催することとなりました東京女子医科大学の安部貴之と申します。2025年10月19日に一橋講堂にて本会を開催することとなりました。前会は、第4回関東甲信越臨床工学会と併催し大変盛況となりましたが、それを受け継ぎ、第32回大会を開催させていただくことを心より光栄に思います。
本会は、職能団体が開催する学術大会として、CE業界における業務の整理、新領域の議論、問題点などを議論すること、代謝、呼吸、循環という従来からの分野を引き継ぎつつ、集中治療、内視鏡、手術などの新領域を網羅した業務の基盤となる学術的な基礎と今後の展望を議論することの両面があると考えています。
そのような中、第32回東京都臨床工学会は、変化の多いCE業界において年に1度、立ち止まって業務の基礎となる学術的な内容を整理し、今後の展望を共有できるようなセッションにてプログラム構成を考えています。職能団体が提供する学術大会ということで、本会に参加していただければどの分野においても網羅的に学べるようなセッションを採択したいと思います。
交流については、会員同士の交流はもちろん、組織強化委員会によるブロック化が進み施設代表者の登録率が50%を超えた今、東京都臨床工学技士会へ協力していただく施設代表者同士の交流、そして未来を担う若手、CE養成校の学生同士の交流、我々の扱う医療機器、材料、薬品を担うメーカーの皆様との交流ができる場になればと思っております。
これらを踏まえ、今回のテーマは、「CEの再定義~現状総括と未来像~」といたしました。CEに関連する各領域についての学術的な面、そして職能団体ならではのテーマについて会員、施設代表者、若手、養成校の学生などが集い、参加した皆様に業界の今がわかり、更に未来展望がイメージできるような会を開催できればと思い設定いたしました。
平素より東京都臨床工学技士会を支えていただいている皆様、そして本会の参加してくださる皆様にとって有意義な1日となるように部会員一同、精一杯準備いたしますので、多くのご参加と活発な議論、情報交換をしていただければと思います。